時事ネタ帳

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紙おむつやアプリなど中国製の模倣品騒ぎで大迷惑

紙おむつメーカーが中国で模倣品に苦しんでいる。

高機能の日本製おむつは、日本での売価の2倍で売れる大人気商品。日本では製品流出によって、店頭で品薄も起きている。各社は模倣品探しに力に入れるが、見つかっても、次々に偽物が出てくるという。いたちごっこが続いている。大王製紙は16日、当局に摘発を求めて違法業者が処分された、と発表した。

 

同社の「グリーン」の模倣品を売っていた複数の業者が、中国・広州市から4日付で模倣品の没収命令を受けたという。数十万円の罰金命令も出た。偽物は包装やおむつの形が本物とそっくり。しかし、肌触りはかたく、吸収性も劣っていたという。

 

同社の都祭保朗・知的財団課長は、「初めて見る人は偽物と気づかないほどの精巧さ」と話す。「偽物ではないか」と中国の消費者から苦情があり、9月に行政当局に通報してきた。同社は今秋からは、中国人を課長級の対策担当にすえ、監視の目を光らせているという。

 

紙おむつのビジネスだけではなく、日本で人気の高い作品やキャラクターも、まるで間違い探しであるかのように些細な違いや、二つの作品を掛け合わせて作られたものを、堂々とオリジナル作品として発売している傾向がとても多い。

 

日本メーカーのおむつは高級品とされ、日本国内の2倍近い価格で売られている。今回の模倣品も、155から185元程度にして、日本のオリジナルの廉価版にもかかわらず、値段がオリジナルと同じ設定にした悪質なビジネスである。

 

花王は主力商品のメリーズが日本の一部店舗で買い占められている事態も。非正規ルートで流れている模様だ。同社は「不正な流出の有無だけでなく、中国で模倣品があれば厳正に対処する」という。

 

ムーニーなどをつくる国内最大のユニ・チャームは、国内と中国に数十人の対策チームがある。国内外で連携して模倣品探しに躍起だ。しかし、いくら見つけても、次々と模倣品が出てくる。いたちごっこ状態になっている。この紙おむつ以外にも、日本で大人気のAndroid用アプリ「パズル&ドラゴン」にとてもよく似た「dragon's attack 龍之逆襲」というゲームが中国でオリジナル作品としてサービスを開始している。

 

このゲームには、「進撃の巨人」「FATE STAY NIGHT」「遊戯王」といった日本の人気作品の登場キャラクター達が、姿も名前もよく似た形でオリジナルキャラクターとしていくつも登場しているので、相変わらずモラルが無い国だと痛感した。