時事ネタ帳

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日本文化である漫画の解決すべき問題とその対処について

電子書籍にも「出版権」 文化庁方針、海賊版対策という記事から日本の文化である漫画作品の海外展開について考えました。

記事ではいままで、紙の本を対象にした出版権を紙での販売権を持たない電子書籍を展開する出版社にまで範囲を広げることを決め、通常国会にて著作権法の改正案を提出するという内容でした。

 

日本での漫画の販売高は約4187億円で年々額は減少しています。

また海外での販売高も米国で約114億円、フランスで約111億円であり両国共に減少しています。これは1つの原因としてブームの過ぎ去りという点も考えなければならないですが、別の要素もあります。まず記事にあるような海賊版の出回りにより正規販売の売り上げが減少していること、また海外の倫理的観点からの日本と同じ表現で販売できないという表現規制の問題、WEBサイトでのアップロードや、そもそも日本での販売が飽和状態になっていることなどが挙げられます。

 

魅力的な要素の現象もありますが、上記のような防がなければならない問題もあることが漫画の販売において考えなければなりません。また、漫画家に支払われる低賃金なども漫画家になるという意欲の湧かない理由であるなどとされており、解決すべき問題はたくさんあります。

 

ではどのように解決していくかというと、まずは記事のような海賊版対策などの徹底です。これは、漫画だけでなくアニメやその他映像媒体なども含まれます。少子高齢化社会の現日本では、漫画を見ている世代の減少にも陥っていると言われるために、海外での販売展開は必須です。また国内での漫画の購入意欲を沸立てるための、奨励金などの充実もしていくことが必要になってきています。

 

これは、制作現場における制作意欲の低下を防ぐためにも必須なことで、お金を支払っても見たいと思えるような作品作りをしていくことを目的とします。国内での販売の回復は海外でのファンによる購入意欲も高められるからです。制作されている国で人気のある漫画は海外でも話題になるケースは、海外での日本の漫画やアニメなどを紹介・販売する博覧会などで証明されています。

 

また、奨励金だけでなく、販売方法にも積極的に行うことが重要です。海外ではなく、日本を訪れる外国人による購入も訪日外国人の増加傾向にあることからますます期待できると思います。まずはその方たちへの作品説明を行えるかどうかにかかっています。その為の教育を充実させることも必要です。日本へのイメージは漫画やアニメといったコンテンツでよく表現されます。その文化を大切に守るためにも様々な面での対策を講じなければいけません。

 


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