時事ネタ帳

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国際経済で気になることといえばTPP問題

経済面のニュースで気になるものがあります。

それはまさに国際経済といってもいいTPP問題です。結局話がまとまらず、年内の妥結は諦めたとのことです。国際経済というものについては私自身は詳しくはないですが、やっぱりある程度の緩和を求められているというのはちょっと困ると思いました。

 

例えば日米間や各国の対立分野というのを見ていたのですが、アメリカは農産物に関して全面的な関税の撤廃を求めていますし、自動車にしても安全性や環境基準を緩和してはどうかという意見を出しています。自動車は安全性を緩和させてどうなるのかとびっくりしました。

 

自動車は安全性が高いのが売りであり、だからこそ安心して世界中の人たちが乗れるものなのです。それなのに緩和させてしまったら今までの安心レベルは明らかに低くなってしまいます。それに地球温暖化や大気汚染が問題になっている今、環境基準まで緩和しろというのは無茶な話です。ただでさえ、近隣国の大気汚染がひどくて影響を受けている場所もあるというのに、自動車に関してはアメリカの言っていることはまず譲れない部分ではないかと思いました。年内で断念はけっこうだと思います。無理やりできない部分を譲って後で後悔なんて嫌ですから、交渉頑張ってほしいです。

 

あと他の国との対立を見てみると、環境のこともあります。排ガスの規制基準を先進国並みにすべきだと訴える日本やアメリカに対して、ベトナムやマレーシアは規制を強化してしまうと企業の競争力が落ちてしまうということを懸念しています。私からみると、この排ガス規制基準の強化というのは普通に当然すべきことかなと思うのですが、国も変われば考え方も変わるようで、環境汚染のことはあまり気にならないのかもしれません。とにかく国の発展が優先ということなのかと感じました。

 

でも環境に関することは自動車にしても、この排ガスのことにしてもTPPの参加国だけの話ではなくて、世界中の国がもっと気にしたほうがいいんじゃないかと思うのです。10年後の自分の国、世界の国を想像してみた時に国の発展の代わりにナチュラルなものがほとんどなくなっているという状態だったとしたらすごく嫌です。人工ものと自然で生まれたものはやはり全然違いますから、100年先にも自然からできたものはずっと残していきたいです。

 

TPP参加を日本が決めた時には一長一短なんじゃないかと心配していましたが、この分では先が思いやられると思いました。ただし一長の部分を大幅に増やすことが出来れば日本は不景気からも脱出できるかもという期待もあります。